©KISARAGI SHINICHI 2002
相良宗介(さがら・そうすけ)
■戦争帰りのボケ男?
都立陣代高校2年4組に通う、『フルメタル・パニック!』の主人公。幼い頃から戦場で育ったため、やることなすこと平和な日常とずれている。悲劇、いやさ喜劇と呼べるまでに。
しかし彼にはもうひとつの顔がある。世界中から精鋭を集めたといわれる、秘密軍事組織〈ミスリル〉。彼はそのなかでも、さらに最精鋭をそろえたSRT(Special Response Team)と呼ばれるチームに所属している。専門分野は単独での偵察と破壊工作。コールサインはウルズ7。ウルズとは北欧神話において、力のルーンを示す言葉。
彼は戦士なのだ。
最初は重要人物を守るために潜入した高校生活。しかし次第にそれは任務ではなく、みずからの意志として実行するようになっていく。
……あとは日常生活に早く慣れてくれればよいのだが。
■日常に戦場を持ち込む男
一般常識が壊滅的である。ある意味犯罪的とまでいえるだろう。学校における日常生活においても、爆破、監禁、脅迫はあたりまえ。銃器を大量に持ち歩き、断片的な情報から最悪の事態(日常生活においてではない、戦場においての、だ)を想定し騒ぎを大きくする。
戦場以外では単なるギャグメーカーである。それも大まじめな。